甲状腺

甲状腺Thyroid

甲状腺の相談をしたい方へ

甲状腺の病気は日常においてよくみられ、例えば慢性甲状腺炎(橋本病)では成人女性の約10人に1人、成人男性の約40人に1人に症状が現れ、バセドウ病では人口1000人あたり0.2~3.2人の頻度で発症するといわれていますが、甲状腺の病気は症状がわかりづらく、別の病気に間違われてしまうことがあります。
また、甲状腺はあまり馴染みのない臓器ではありますが、身体にとって大切な役割をしております。
当院では内分泌代謝科専門医による甲状腺疾患の診療をおこなっております。患者さまが安心して治療や検査をうけていただけるように努めてまいります。

画像:甲状腺の相談をしたい方へ

当院の特徴Features

内分泌代謝科専門医による甲状腺疾患の診療をおこなっております。

甲状腺の迅速検査ができます。

甲状腺ホルモン(TSH FT4 FT3)は院内にて約40分で結果がでます。そのため、当日のうちに診断や投薬調整が可能です。また、甲状腺超音波検査(エコー検査)も施行し甲状腺の状態をお伝えいたします。

次の方は是非ご相談ください!

  • 甲状腺の病気がある方
  • 健診などで甲状腺の異常を指摘された方
  • 甲状腺の家族歴がある方
  • 首の腫れなどがある方
  • 症状から甲状腺の病気が気になる方
  • 妊娠に備えて甲状腺が気になる方
  • 治療や検査を再開したい方

当院で診療可能な甲状腺疾患

  • バセドウ病
  • 慢性甲状腺炎(橋本病)
  • 亜急性甲状腺炎
  • 無痛性甲状腺炎
  • 甲状腺機能低下症
  • 甲状腺機能亢進症
  • 甲状腺中毒症
  • 結節性甲状腺腫(甲状腺腫瘍)

当院での甲状腺検査

  • 甲状腺機能検査(TSH FT4 FT3)
  • 甲状腺自己抗体
  • 甲状腺超音波検査(甲状腺エコー)
  • 甲状腺穿刺細胞診
  • 一般血液検査

甲状腺とはAbout Thyroid

のど仏の下の蝶が羽を広げたような形をした約20gの柔らかい臓器です。正常ではほとんどわかりませんが腫れて大きくなると、健康診断などで指摘されます。
甲状腺の主な働きは、ヨードを材料にして甲状腺ホルモンを作り、血液中に分泌することです。
甲状腺ホルモンは全身の臓器・細胞に作用するホルモンで、成長や発達に重要な役割をはたしており、全身の陳旧代謝を調節して生命維持に必要なエネルギーを作り出しています。

甲状腺について

甲状腺ホルモンの異常が出ると次のような症状がでてきます。

甲状腺異常の症状

甲状腺の疾患Disease

バセドウ病

原因

体を守るための免疫が自分の甲状腺に反応してしまう自己免疫という現象によっておこります。
甲状腺にあるTSHレセプターに対する自己抗体(TSHレセプター抗体 TRAb)
ができてしまい、このTRAbが甲状腺を刺激し、甲状腺ホルモンが必要以上に作られる病気です。遺伝的な体質とストレスなどの環境因子が関係しています。
ただしそういう体質を持っているかといって必ずしも発病するわけではありません。
また、ほかの甲状腺機能亢進症(甲状腺中毒症)を引きおこす病気がバセドウ病と間違って診断されてしまうことがあるため注意が必要です。

症状

  1. 微熱がでる、汗かきになる、疲れやすい、動悸がする、手がふるえる、体重が減る(よく食べても太らない)、イライラする、筋力が落ちる、月経の量が少なくなる、下痢など
  2. 甲状腺全体が腫れる
  3. 眼がでてくる(眼球突出)、まぶたが腫れる、まぶたがつり上がるなど
男女比率

治療

おおきく分けると3種類の治療方法があり、過剰な甲状腺ホルモンを正常にさせます。

  1. 薬物療法

    抗甲状腺薬(メルカゾール錠5mg、プロパジール錠50mg、チウラジール錠50mg)により甲状腺ホルモンの合成を抑え、血液中の甲状腺ホルモンを正常にする治療です。 日本では初めて治療を受けるバセドウ病の90%近くの方がお薬による治療を受けています。治療開始後約3ヶ月間は、お薬の副作用の有無を確認するため、2〜3週間ごとに受診してください。

  2. アイソトープ治療

    アイソトープが入ったカプセル(放射性ヨウ素カプセル)を内服し、甲状腺細胞をへらすことにより、甲状腺ホルモン産生が正常化します。

  3. 手術

    甲状腺の亜全摘(甲状腺組織を一部のこす)もしくは全摘出することで甲状腺ホルモン過剰の状態を改善させる治療です。
    術後は甲状腺ホルモン剤の服用が必要となることもありますが、内服量が一定すると長期処方が可能となり、通院回数も少なくなります。

    お薬による治療で効果が不十分だったり、副作用で使えなかったりする場合には2,3の治療をおすすめする場合もあります。その場合には、専門施設にご紹介いたします。

    顆粒球(好中球)

慢性甲状腺炎(橋本病)

原因

  1. 自分の身体を守るための免疫が、本来反応しないはずの自分の甲状腺に異常に反応してしまうことによっておこります。その結果、甲状腺に慢性の炎症が起こる病気です。
  2. 遺伝的体質に環境因子が加わって発病すると考えられています。その他の発病の誘因としては、大きなストレス、出産、ヨードの過剰摂取などがあります。

症状

  1. 甲状腺はびまん性に腫れます。典型的な場合は硬いゴムのような硬さになります。逆に正常の大きさよりも縮んでしまうこともあります。
  2. 甲状腺機能低下症の症状が4〜5人に1人に出現します。残りは甲状腺機能正常です。

治療

甲状腺ホルモンが正常な方は基本的に治療が必要ありません。甲状腺ホルモンが低下している方は飲み薬(チラーヂン)を服用します。適宜血液検査をおこない、用量調整いたします。
一方、無痛性甲状腺炎をおこして一時的に甲状腺の炎症が強くなり、甲状腺ホルモンがもれて高くなることもあります。長い経過の中でバセドウ病が発病することもあります。 また、橋本病の女性の妊娠であっても正しく管理することにより、健康な女性とかわりなく、妊娠、出産ができます。

内服薬イメージ

亜急性甲状腺炎

甲状腺に痛み、はれ、発熱を伴い甲状腺に炎症が起こる病気で、甲状腺ホルモンが一時的に上昇します。原因はまだ明らかにはなっていません。
自然に軽快しますが、症状に対して、副腎皮質ホルモン、非ステロイド性抗炎症薬、脈を抑えるお薬を使用する場合があります。

無痛性甲状腺炎

甲状腺の細胞が破壊され、甲状腺ホルモンが過剰に血液中にもれでてくる病気です。もともと橋本病を持っている方によく起こりますが、橋本病を持っていない方にも起こります。

甲状腺機能低下症

甲状腺ホルモンが減少し、体の活動性が低下する病気です。体のだるさ、疲労感、寒がり、むくみ、便秘、月経過多、脈が遅いなどの症状が出現します。

甲状腺機能低下症とは

甲状腺中毒症/甲状腺機能亢進症

甲状腺中毒症の原因は、甲状腺でのホルモンが多く作られすぎる場合(この状態を甲状腺機能亢進症)と甲状腺が壊れたりして血液にもれ出ることにより甲状腺ホルモンが多くなる場合があります。
また、甲状腺にしこりができて、甲状腺ホルモンを過剰に分泌する場合もあります(機能性結節性甲状腺腫)。

甲状腺機能亢進症とは

結節性甲状腺腫

腺腫様甲状腺腫、甲状腺のう胞、濾胞腺腫、悪性腫瘍などがあります。
悪性腫瘍には、乳頭がん、濾胞がん、未分化がん、髄様がん、甲状腺悪性リンパ腫があります。乳頭がん、濾胞がんを合わせて分化がんともいいます。当院では甲状腺超音波検査、エコーガイド下での穿刺細胞診をおこなっております。穿刺困難な場合には、地域中核病院をご紹介いたします。

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